生産能力は出力だけでは決まらない
レーザーの生産能力は出力と速度だけで決まると思われがちです。実際には、工具経路の計画も 1 時間あたりの産出量を同じくらい左右します。以下の最適化を重ねると、20〜30% の向上が得られることも珍しくありません。
1. 空走時間(早送り)を減らす
輪郭間のヘッド移動は付加価値を生みません。AI がネスト配置に応じて切断順序を組み替え、総移動距離とヘッドの上下回数を減らします。
2. 共有エッジ切断
隣り合う部品が 1 本の切断線を共有し、ひと切りで両方の縁を仕上げます。総切断長とピアス回数が減少し、薄板の量産では効果が絶大です。
3. ピアス戦略とマイクロジョイント
- 厚板では段階的ピアスによりスパッタとピアス時間を削減
- マイクロジョイントが部品を保持し、跳ね上がりやヘッド衝突を防いでダウンタイムを削減
4. フライカットとデータフィードバック
小穴の連続加工は停止せずにオンザフライで行います。バッチごとの実パラメータがライブラリに還元され、次に同じ品番を流すときは最適条件が自動で適用されます。
| 最適化 | 主な効果 |
|---|---|
| 空走順序の組み替え | 移動時間 ↓ |
| 共有エッジ切断 | 切断長・ピアス回数 ↓ |
| フライカット | 連続運転、稼働率 ↑ |
ミッドナイト自社開発のネスティングと AI 経路エンジンは、これらの戦略を 1 つのワークフローに統合します。レーザー出力を上げずに、既存設備のままで日々の産出量を引き上げます。